カミカミ医学語録
よく、 「先生は今、カンファレンス中です」
等と言う時がありますが、なんのことはない、
カンファレンスとは会議のことです。
その科の教授以下、研修医の先生に至るまでが一部屋に集まって、
入院 or 退院の患者さんや、大きな変化のあった患者さんの
カルテやレントゲンを持ち寄って、
「○○の治療の後、△△の投薬で様子を見たいと思いますがいかがでしょう」
「うむ、よかろう」
みたいなことを、日々 早朝より行うのですが、
このカンファレンスの発表を学生がやらされる時も結構あります。
カンファの発表はイヤなものです。
50人もいる人々の前で話すのは、小学校の3分間スピーチよりも緊張するし、
偉い先生から どんな質問が来るか分からない、
どんだけ無知が明るみに出て 満身創痍になるか分からない緊迫感。
(もちろん、私が説教を垂れる立場なら、めっちゃヤル気満々でスピーチします(笑))
「40歳女性、腹痛と吐気を主訴に来院されました、
今までに喘息と椎間板ヘルニアの既往があり、他に・・・」
と、作成した資料を読み、補足しつつ、紹介するのですが、
私は、質問の怖さの他にも、恐怖はあります。
① マイクを通して聞こえる自分の声が イヤなこと
② 緊張のあまり 早口になること
③ 早口のあまり、噛むこと
ここで苦手な単語をご紹介します。
虫垂切除術 (←いわゆる盲腸炎の手術のこと。盲腸取っちゃいます)
これ、1.5秒間で言ってみて下さい!
もそもそ っとじゃなくて、アナウンサーになったつもりで、大声で・滑舌よく。
できれば、5秒間で3回 言ってみて下さい!
ちゅうすいせつじょじゅ ちゅ
・・・って言っちゃうんですよ (T_T)
あっ!噛んじゃった、恥ずかしい~!もう一度言い直さなくちゃ・・・
と、よせばいいのに、
「失礼しました、今までに喘息と ちゅうすいせつじょじゅ ちゅ、、、
あ、あれっ、ちゅうすいせちゅじょじゅちゅ、、じゅつ、、」
焦れば焦るほど、この状況を一刻も早く逃げ出したいと思うほど、
せつじょじゅ ちゅ を連発!!
ちゅ の悪連鎖に はまって、せつじょ でさえも せちゅじょ に変身
あまりに恥ずかしいので、この単語は英語を使うことにしています。
Appendectomy (Appe = 盲腸、dectomy =摘出)
つまり、アッペンデクトミー。これならスラスラ言えるし! おほほほほ~!
しかし、これはどうですか?
喘息と 虫垂切除術と 十二指腸切除術 の既往があります。
十二指腸切除術って、(多分deuodenumdectomy?) なんか聞きなれないので、
結局日本語で言わざるを得なくなります。
しかも 「じゅーにしちょー」 と、舌の動きを思い切り甘やかしているところへ、
いきなり試練の 「せつじょじゅつ」 。
もう、江戸っ子には たまらない言葉でしょう。
短い単語の中に、「サ行」の発音が5つと、「タ行」の発音が2つあるのですから。
同じく、私が大変苦手とする単語のひとつに、
除皮質硬直
があります。正しく読むと、
じょ ひしつ こうちょく
となりますが、
じょしつこうちょく
じょひしちゅこうちょく
じょひしつこうちく
どうしても、上3つのどれかになってしまいます。
「あっ、じょひしつ が噛まないで言えた!」 と瞬間的に喜ぶと、
思わず気が抜けて、最後に 「こうちょく」 が 「こうちく」 に。
もう赤面!赤面ですよ!これを50人もの前で披露するんですから!
あぁ、来年からのカンファ地獄が憂鬱~
誰か助けて (T_T)
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