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2007年1月29日 (月)

医学部入試に思うこと

今まさに医学部入試をしている方々には 目障りな記事ですが。

今日は 時折繰り出す、シリアスな記事です。

卒業を控えて思うのは、

 

 

医学部入学のために あんな高い学力が必要なのだろうか

 

 

医学部といえば、軒並み偏差値が高騰しており、

特に有名大学となれば、ほとんど人間業ではない程の難易度となります。

医師になりたい学生は、

その難関を突破するために、微分積分を頑張って計算したり、

ケアレスミスを丹念に潰していくという緻密な作業に挑むわけです。

 

 

けれど、そうして入学すれば、優れた医師になれるのでしょうか。

 

 

実名を挙げて申し訳ないのですが、

(一応医学部偏差値の最高峰として引き合いに出しているだけです、悪しからず)

東大卒業の医師が、他大卒業医師に比べて優秀なのでしょうか。

人柄だったら日本全国大して変わらないと思うし、

診断・治療能力についても、

国家試験だけで判断すれば、東大はむしろ合格率が低い方なのです。

 

 

もちろん、

「人の命を預かる職業なんだから、ある程度の知性は必要だ」

という主張のも良く分かるし、私もそう思いますが、

やはり学力や面接だけでは医師の適性判断は難しいと思います。

(研究に行かれる方は別です。学力高い方が、人的資源を効率よく活用出来ると思います。)

 

 

そして、こうして医学部の偏差値が高騰していることで、

数々のミスマッチが起きているように思えてなりません。

 

 

実際、私の身の回りにも、

●親が開業しているので 医師以外は念頭に浮かばなかった

●親の 「子供を医師にする夢」 に引きずられた

●たまたま理系の成績がよく、教員に医学部入試を薦められた

●自分の優秀な成績に見合う大学では、医学部しかなかった

●何浪もした結果、「医学部入学」 しか体裁の良い引き際がなくなってしまった

という人はたくさんいます。

 

 

そして、

「本当は医師になりたくなかった、本当は医師に向いていない」

と感じつつも、

「医学部に入った上は、とりあえず医師国家試験は受験する」

と流れに乗って医師になる人もたくさんいます。

人によっては、

「医師免許は取るし、親の病院は継ぐが、

医師業はしたくないので、医療事務をしたい」

と宣言しているケースもあります。

 

 

けれど、これは学生だけの責任ではありません。

縄跳びに例えて言えば、

前飛びが出来たら、次は後ろ飛び、そして二重飛び、ハヤブサ・・・

と、難易度の高い技術に挑戦したくなるのは人の性だし、

それこそが成長や向上に繋がると思うのですが、

 

 

同じ向上心を持っていたために、

”つい うっかり”

目の前にそびえる偏差値の高い山に登ってしまう人も多いと思います。

 

 

加えて、医師というのは便利な職業で、

20年も生きていれば、自分自身も病院にお世話になるし、

親族の死にも1回ぐらいは遭遇するだろうし、

人助けをしたいという気持ちは根本的に皆 備わっていると思うので、

医師になりたいという気持ちを育むことは、大変なことではありません。

ドラマや報道で見る医師像も、自分のイメージを膨らませるのに役立ちます。

 

 

けれど、登る山はもう少し低くてもいいから、

もっと違う何かを持っていた方が、

医師として素直に成長して行けるんじゃないかと思います。

 

 

それが何かは、

私はまだ実際に医師になっていないので分かりません。

患者としては思うところはあるけれど、

患者から見た医師の仕事というのは

医師という全体像のほんの氷山の一角だということがポリクリでよく分かったので、

実際に医師になって何が必要かなんて、今はまだ分からないのです。

 

 

けれど、それが分からなかったり、

かかりつけ医やドラマや報道から想像していた医師の仕事とは程遠い、

医師の現実を目の当たりにして、

「本当は医師になんてなりたくなかった」

「医学部に入って初めて、医師になりたくないと思った」

「医師になりたくてたまらないのに、偏差値の壁が邪魔をする」

というアンマッチを引き起こしているケースも多いと思います。

 

 

たとえば、医学部入試であれば、

●欧米と同じくmedical school方式

●入試のために1年間の病院ボランティアの必須化

  (差し障りのないところで、小児科病棟の病院学級とか、配膳・移乗の介助とか・・・

   もちろん一定講習と守秘義務の下で)

●学力試験は足切り方式で、一定の学力があれば可

・・・というような改革は出来ないでしょうか。

 

 

私自身は、

出会いから何かを感じ学び、

患者さんの痛みを共有し、何かをしてあげたいと思う気持ち

が湧き上がることが、今は自分の原動力として必要だと思っていますが、

それが医師として十分条件ではないだろうし、

医師に備わっているべき条件が自分の中にあるかどうかもわかりません。

 

 

もちろん、

医師は人の命を預かる職業なんだから

という印籠を掲げて、

医師に全人的にパーフェクトであることを押し付ける気もありません。

医師として自分はそうなるよう努力はするけれど、

結果的に他人が自分の理想の医師像と違うことを責める気はありません。

なぜなら、自分が不完全だから、偉そうなことを言えないのです。

 

 

けれど、

今の財源措置と 医師不足の現状を鑑みて、

医学部に入った人は原則的に医師にならざるを得ないのだったら、

本当に医師になりたい人が医師になれること、

本当は医師になりたくない人が医学部に入らずに済むこと、

その情報提供をしてあげる制度を作ることが、

大事なんではないかと思うのですが、

いかがでしょうか。

 

 

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2007年1月24日 (水)

物欲

国家試験近いっていうのに、

ノンビリ大学の学生は、コーヒー片手に悠々井戸端会議。

今日は、医者の経済生活について夢を語りました。

 

 

研修医のお給料は、あり得なく安いというので有名ですが、

(実際、私もお給料から税金と家賃を引いたら手元に残らない)

 

 

しかし、研修期間が終了したら、どんな経済生活が待っているのか??

 

 

お給料は就職先の病院や、選択する科にもよるので、一概には言えませんが、

研修生活よりは、少しはお給料が上がっているかもね、

ということで、

 

本日のお題

『3年目に入って、お給料が上がったら何を買いたいか』

 

 

私は、

40万円くらいのマッサージチェアー(仕事立ちっぱなしで疲れるし・・・)と、

10万円くらいのHDDレコーダー     (仕事で見たいテレビも見られないから)

と威張ったら、 『夢が小さい』 と言われました。

この2アイテムしか欲しいものがないんだけどなー。今は。

 

 

模範解答はこちら↓ らしい。

モデル嬢 :  500万円くらいの車と マンションが欲しい

女王    :   200万円くらいの腕時計を買い集めたい

 

そ、そうなのか、そうなのね。

車は走れば何でも良いし、持ち家志向も全然ないし、

服も時計も着るものがあれば良いという この状態、

「枯れてる」 と表現されちゃいました (T T)

しかし3年目でそんな羽振りが良くなるものなのか??

みんな夢がデカ過ぎないか??

 

 

マンションは・・・1棟丸ごとなら欲しいかも・・・

1軒だけなら いらないや・・・

(ある意味夢がデカ過ぎ?)

 

 

しかし金銭的裕福度の当面の目標値としては、

 

スライスチーズが欲しいときに、

「1枚あたりで言えば こっちが安いけれど、

 100gあたりで言えば あっちの方が安いんだよなぁ・・・どうしよう」

 

とか

 

「マーボー豆腐は 豚肉を使おうか 鶏肉を使おうか」

「肉の赤身割合だけから見た 100gあたりの単価はどっちが安いんだろう」

 

と、スーパーの端から端まで割り算しながら 歩き回る生活から脱したいです。

 

10円 20円 の差にくよくよ悩んで時間を潰さずに済むような。

 

お医者さんになったら、少しはこの切ない悩みの連続から脱出できるのかな・・・。

夢に向かって(?)、国家試験頑張ります。

 

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2007年1月18日 (木)

医師国家試験とは

まだ試験まで1ヶ月以上あるのですが、

早々と受験票が届きました。

これを受け取るのは最初で最後。のつもりで。

 

 

ここで受験票なるものをお見せいたしましょう。

Up  

 

受験申込用紙に書いたカーボン紙の3枚目が、この受験票です。

写真は1枚目(←多分試験官が照合台帳として保有)に貼ってあります。

 

実はこの写真、一生に一度なんだから!!

って変な所で気張ってしまって、

1年に1回撮れるか撮れないかってくらいの、

ちょっとした美人に見える「奇跡の写真」を提出しちゃったので、

試験当日は美しくお化粧しなくちゃ・・・

という無意味なプレッシャーに晒されています (T T)

 

ちなみに3枚目となるこの受験票には、この写真では見えないけれど、

厚生労働省のエンボライズされた割印が押してあります。

 

 

受験票の裏はこちら。なんてことのない注意事項です。

Up_1  

 

この、たった1枚の受験票を受け取るがための卒業試験であり、

数々の定期試験であり、

数々の実験や実習だったんだなぁ と感慨。

 

 

問題数は500~600問(だったような)。3日間の長期戦です。

 

 

時間割は、

1日目: 9:30~12:00、13:30~15:30、16:00~16:50

というように、コマ割だけ発表されていて、

中身が何なのかは当日試験問題が配られるまでわかりません。

いや、正確には、わからないことになっています。

・・・が、試験時間から大体は推測できちゃいます。

 

 

科目というのは、

循環器内科・整形外科・泌尿器科・産婦人科・・・・という診療科別ではなく、

当然、全部ごっちゃにして出題されるのですが、

 

① 臨床経過やCT画像等から 診断や検査項目や治療を問う科目

② 細かい医学知識や医療法制度を問う科目

③ 救急処置や医師としてのプライマリな感覚を問う科目

に分かれており、これを私達は 『科目』 と呼んでいます。

 

 

③は、1問でも間違えたら、

他の科目が全部満点でも不合格になってしまう、

いわゆる「地雷問題」があって

(↑しかもどれが地雷問題なのか受験生には解らない)

不合格になる受験生は、大概はこれが理由だと言われています。

例えば、

が正解!」と解っていても、マークミスで e をチェックしてしまい、

運悪くこれが地雷だったら、不合格ということですね。

(この制度は、3年程前から導入されています)

 

 

解答は、a~e までの5択ですが、

「合っているものを2つ選べ」 というものも少なからずあって、

2つ完答で初めて得点になるので、実質10択になっているものもあります。

 

 

今年の場合は、1日目に疲れる科目が集中していて、

2日目の午前中には山場は越えそうな感じです。

3日目は、割と好きな科目になってるので、気楽です。

 

 

ちなみに、受験会場は、東京・札幌・仙台等の政令指定都市ほか、

全国8箇所。

カンニング防止のため、基本的には、同じ大学の出身者が

席が並ばないよう配慮された受験番号になっているようですが、

沖縄会場は琉球大学しか受験しないので、

この会場だけは特別とのことです。

 

 

何のオチもありませんが、

今日は、医師国家試験の説明でした。

(分かりやすく書きたかったので、ちょっと不正確な部分がありますが、あしからず)

 

 

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2007年1月14日 (日)

妻って・・

試験も近くなったので、重い腰を上げて

モ○バーガー で勉強していたら、

隣の席に、50~60代と思われる主婦 2人。

 

 

世間では、新宿と渋谷と町田に・・・というニュースが連日報道されてるようですが、

 

「ねぇねぇ、知ってたぁ?

あの事件ねぇ、32歳の が犯人なんだって!!」

「えぇ、ホントにぃ?」

 

「何があったのか知らないけどさぁ、

 アタシタチだって、旦那に対して ググーーーーーーって

 腹が煮え繰り返ることも たっくさん あるわよ!」

「ホントよねぇ、毎日が怒りの連続よ!!」

 

「だけど その女も馬鹿よねぇ

 ちょっとでも法律知ってたら、

  そんなこと出来ない わよねぇ!」

 

 

・・・って会話をしてました。

そ、そうか、

法律知ってたら そんなこと出来ない

っていう問題なんですね・・・愛情とかじゃなくて・・・

社会人デビューを目前にして、

『結婚』のイメージがまた変わってしまった独身女性でした。

 

 

婚約者のいる N君が、この報道を聞いて 思わず漏らした

「妻 って恐いねぇ・・・」

という言葉を今日の名言にします。

 

※ちなみにこのN君、ラメ入りのマニキュアを施した女子の爪を見て、

  「・・・マニキュア塗ってる時、砂でも入っちゃったの・・・?」

  とノタまった ツワモノです。

 

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2007年1月 8日 (月)

人の気持ち 続き

遅ればせながら、あけましておめでとうございます。

 

さて

年末から嵐の吹いている大学の友人ですが、

みなさまアドバイスありがとうございました m(_ _)m

 

この年末年始は、大変 楽しく忙しく していたのですが、

こと この件に関しては、とてもシリアスな局面を迎えていました。

詳しくは書けないのですが、簡単に経過報告をすると、

 

 

私、パニ君が信頼してくれる数少ない友人の1人だったので、

その信頼に応えて、少しでも居心地よくしてあげたいと思って、

 

 

被害にあった友人達には、

「パニ君も、きっとストレスが溜まってしまってつらかったんだよ、

そのうち落ち着くと思うし、大きな目で見て、理解してあげて」

とフォローし、みんなも時が経つにつれ少し寛容になってくれたところで、

 

パニ君には、

「あなたの言葉に悲しんだ人も多いけど、

みんなあなたのこと一生懸命理解しようとしてるから、

それだけは忘れないで」

とフォローしていたところ、

 

 

パニ君は、私が『みんなの側(=敵)に寝返った』

(↑こういう発想が、突拍子ないと思う・・・) と思った様子で、

私、一気にパニ君の想像の中で、

大悪人になってしまいました。

 

 

数々の、パニ君の残した 謎の言葉 をつなぎ合わせて考えると、私は

 

みんなを煽動して、

みんながパニ君に意地悪くするよう仕組んだ

悪の親玉。らしい。。。

 

さぁ、みんな、パニ君を追い詰めようぜい!

私が味方面して、パニ君の動向と弱点を把握するから、

みんな効率よく パニ君を襲おうぜい!!・・・みたいな??

 

 

そんな気持ちは当然微塵もなく、

パニ君に良かれと思って環境調整していたので、

かなりびびったし、悲しくなって、女王に相談したら

(↑パニ君が信頼するもう1人の友人。年長さんで、私にとってはオジョーと並ぶ私の親友)

 

開口一番、残念な様子で

  

「華のこと、そんな風に誤解するなんて、

パニ君も 相当おかしくなっちゃったのね」

 

 

と一言コメントをもらい、溜飲を下げましたが、

 

こうなってしまうと、精神科受診を勧めたくても、誰の言うことも聞かない感じです。

(勧められそうな人の筆頭は、私だったので・・・)

 

 

女王だけは、今のところ パニ君のストーリー には組み込まれていませんが、

「このポジションが私だけになっちゃって重荷・・・

私も早く悪人サイドに転落したいよぅ・・・」

と半泣きです。

 

 

一方、パニ君は、変わった発言を繰り返しているので、

ちょっとこちらの身の安全が。。。

想像しすぎかもしれないけど、ちょっと自信ありません。

女王もオジョーも不安でたまらない様子で、

ほかのみんなとも見解が一致しているのは、

「もう1アクションあったら、私たちで(本人抜きで)精神科受診しよう」

ということになりました。

本当はそんな余裕のある時期じゃないんだけど・・・(T T)

 

 

本人の受診に関しては、

○ 受診を下手に勧めると、その人がパニ君に誤解されて悪人に仕立てられかねず危険

○ パニ君の現在の居場所が解らない

○ パニ君の家は医者一族なので、実家にさえいれば、何か察してもらえるかも

と、やや責任転嫁風のロジックかもしれないけれど、

今はまだ見送ることにしています。

 

 

パニ君自身、

「国家試験のストレスで自分が変になっているのかも」

と チラリと言っており、試験が終われば治るのかもしれません。

とはいえ、試験が近づくほど、ストレスも増すので、楽観視できませんが。

(注:本当は今の時期、普通は国試のストレスなど感じていないけど、個人差が大きいので仕方ないでしょう)

 

 

昔、

「世界的名医と言われる精神科医は、

患者の妄想の中に入って治療する」

と書きましたが、

名医先生!私、ヤリました!

空想の中に入り込むのに成功しましたよっっ!!

(空想内での配役: 不本意ながら大悪人・・・)

  

 

で、でも、これからどうすれば・・・・・??

 

 

あの時、 「ほぇー、そんなことを?!さすが名医やねぇ」

なんて感心してないで、

その先どうすれば良いのか聞いておけば良かったよー (T T)

 

 

その上、妄想からの出口もわからず、

結局 名医 どころか、まさに 迷医 になりつつあります。

 

 

今回の件で、ひとつ分かったことがあります。

精神科の患者さんを見ると、

「どうしてこんなになるまで放っておいたんだろう」

と不思議になることがありましたが、

身近な人が錯乱しても、周りの人って、その人を信じたいために、

冷静な判断ができなくなってしまうんですね。

精神疾患だなんて疑うこと自体、

自分がその人と真正面に向き合うのを放棄しているようで悪くて、

あんなにキラキラしていたその人が、そんな風になっている現実を認めたくなくて、

どうしても、その人を信じてしまうんです。

ただの友人でさえこうなんだから、

家族だったら、

もっとその人を信じたいだろうし、

家族としての責任もすごく感じてしまうだろうし、

ものすごい状態になるまで、その人の心の状態を信じてしまうんですね。

多分、幻覚さえも、「自分には聞こえないだけかも」って思ってしまったり。

医師は、自分の身内は手術しない・受け持たない

と聞いたことがありますが、それも納得。

特に精神科は、内科と違って検査数値の指標がすごく少ないから、

身内だと冷静に分析できないことも多いかもしれませんね。

 

 

私も、度重なる事件の連続で、ここにきてやっと、

受診すべき段階かもしれないと考えられるようになりましたが、

今までずっと無意識の中で見過ごしてきたような気がします。

 

以上簡単ながらご報告まで。

 

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