医学部入試に思うこと

今まさに医学部入試をしている方々には 目障りな記事ですが。

今日は 時折繰り出す、シリアスな記事です。

卒業を控えて思うのは、

 

 

医学部入学のために あんな高い学力が必要なのだろうか

 

 

医学部といえば、軒並み偏差値が高騰しており、

特に有名大学となれば、ほとんど人間業ではない程の難易度となります。

医師になりたい学生は、

その難関を突破するために、微分積分を頑張って計算したり、

ケアレスミスを丹念に潰していくという緻密な作業に挑むわけです。

 

 

けれど、そうして入学すれば、優れた医師になれるのでしょうか。

 

 

実名を挙げて申し訳ないのですが、

(一応医学部偏差値の最高峰として引き合いに出しているだけです、悪しからず)

東大卒業の医師が、他大卒業医師に比べて優秀なのでしょうか。

人柄だったら日本全国大して変わらないと思うし、

診断・治療能力についても、

国家試験だけで判断すれば、東大はむしろ合格率が低い方なのです。

 

 

もちろん、

「人の命を預かる職業なんだから、ある程度の知性は必要だ」

という主張のも良く分かるし、私もそう思いますが、

やはり学力や面接だけでは医師の適性判断は難しいと思います。

(研究に行かれる方は別です。学力高い方が、人的資源を効率よく活用出来ると思います。)

 

 

そして、こうして医学部の偏差値が高騰していることで、

数々のミスマッチが起きているように思えてなりません。

 

 

実際、私の身の回りにも、

●親が開業しているので 医師以外は念頭に浮かばなかった

●親の 「子供を医師にする夢」 に引きずられた

●たまたま理系の成績がよく、教員に医学部入試を薦められた

●自分の優秀な成績に見合う大学では、医学部しかなかった

●何浪もした結果、「医学部入学」 しか体裁の良い引き際がなくなってしまった

という人はたくさんいます。

 

 

そして、

「本当は医師になりたくなかった、本当は医師に向いていない」

と感じつつも、

「医学部に入った上は、とりあえず医師国家試験は受験する」

と流れに乗って医師になる人もたくさんいます。

人によっては、

「医師免許は取るし、親の病院は継ぐが、

医師業はしたくないので、医療事務をしたい」

と宣言しているケースもあります。

 

 

けれど、これは学生だけの責任ではありません。

縄跳びに例えて言えば、

前飛びが出来たら、次は後ろ飛び、そして二重飛び、ハヤブサ・・・

と、難易度の高い技術に挑戦したくなるのは人の性だし、

それこそが成長や向上に繋がると思うのですが、

 

 

同じ向上心を持っていたために、

”つい うっかり”

目の前にそびえる偏差値の高い山に登ってしまう人も多いと思います。

 

 

加えて、医師というのは便利な職業で、

20年も生きていれば、自分自身も病院にお世話になるし、

親族の死にも1回ぐらいは遭遇するだろうし、

人助けをしたいという気持ちは根本的に皆 備わっていると思うので、

医師になりたいという気持ちを育むことは、大変なことではありません。

ドラマや報道で見る医師像も、自分のイメージを膨らませるのに役立ちます。

 

 

けれど、登る山はもう少し低くてもいいから、

もっと違う何かを持っていた方が、

医師として素直に成長して行けるんじゃないかと思います。

 

 

それが何かは、

私はまだ実際に医師になっていないので分かりません。

患者としては思うところはあるけれど、

患者から見た医師の仕事というのは

医師という全体像のほんの氷山の一角だということがポリクリでよく分かったので、

実際に医師になって何が必要かなんて、今はまだ分からないのです。

 

 

けれど、それが分からなかったり、

かかりつけ医やドラマや報道から想像していた医師の仕事とは程遠い、

医師の現実を目の当たりにして、

「本当は医師になんてなりたくなかった」

「医学部に入って初めて、医師になりたくないと思った」

「医師になりたくてたまらないのに、偏差値の壁が邪魔をする」

というアンマッチを引き起こしているケースも多いと思います。

 

 

たとえば、医学部入試であれば、

●欧米と同じくmedical school方式

●入試のために1年間の病院ボランティアの必須化

  (差し障りのないところで、小児科病棟の病院学級とか、配膳・移乗の介助とか・・・

   もちろん一定講習と守秘義務の下で)

●学力試験は足切り方式で、一定の学力があれば可

・・・というような改革は出来ないでしょうか。

 

 

私自身は、

出会いから何かを感じ学び、

患者さんの痛みを共有し、何かをしてあげたいと思う気持ち

が湧き上がることが、今は自分の原動力として必要だと思っていますが、

それが医師として十分条件ではないだろうし、

医師に備わっているべき条件が自分の中にあるかどうかもわかりません。

 

 

もちろん、

医師は人の命を預かる職業なんだから

という印籠を掲げて、

医師に全人的にパーフェクトであることを押し付ける気もありません。

医師として自分はそうなるよう努力はするけれど、

結果的に他人が自分の理想の医師像と違うことを責める気はありません。

なぜなら、自分が不完全だから、偉そうなことを言えないのです。

 

 

けれど、

今の財源措置と 医師不足の現状を鑑みて、

医学部に入った人は原則的に医師にならざるを得ないのだったら、

本当に医師になりたい人が医師になれること、

本当は医師になりたくない人が医学部に入らずに済むこと、

その情報提供をしてあげる制度を作ることが、

大事なんではないかと思うのですが、

いかがでしょうか。

 

 

人の気持ち 続き

遅ればせながら、あけましておめでとうございます。

 

さて

年末から嵐の吹いている大学の友人ですが、

みなさまアドバイスありがとうございました m(_ _)m

 

この年末年始は、大変 楽しく忙しく していたのですが、

こと この件に関しては、とてもシリアスな局面を迎えていました。

詳しくは書けないのですが、簡単に経過報告をすると、

 

 

私、パニ君が信頼してくれる数少ない友人の1人だったので、

その信頼に応えて、少しでも居心地よくしてあげたいと思って、

 

 

被害にあった友人達には、

「パニ君も、きっとストレスが溜まってしまってつらかったんだよ、

そのうち落ち着くと思うし、大きな目で見て、理解してあげて」

とフォローし、みんなも時が経つにつれ少し寛容になってくれたところで、

 

パニ君には、

「あなたの言葉に悲しんだ人も多いけど、

みんなあなたのこと一生懸命理解しようとしてるから、

それだけは忘れないで」

とフォローしていたところ、

 

 

パニ君は、私が『みんなの側(=敵)に寝返った』

(↑こういう発想が、突拍子ないと思う・・・) と思った様子で、

私、一気にパニ君の想像の中で、

大悪人になってしまいました。

 

 

数々の、パニ君の残した 謎の言葉 をつなぎ合わせて考えると、私は

 

みんなを煽動して、

みんながパニ君に意地悪くするよう仕組んだ

悪の親玉。らしい。。。

 

さぁ、みんな、パニ君を追い詰めようぜい!

私が味方面して、パニ君の動向と弱点を把握するから、

みんな効率よく パニ君を襲おうぜい!!・・・みたいな??

 

 

そんな気持ちは当然微塵もなく、

パニ君に良かれと思って環境調整していたので、

かなりびびったし、悲しくなって、女王に相談したら

(↑パニ君が信頼するもう1人の友人。年長さんで、私にとってはオジョーと並ぶ私の親友)

 

開口一番、残念な様子で

  

「華のこと、そんな風に誤解するなんて、

パニ君も 相当おかしくなっちゃったのね」

 

 

と一言コメントをもらい、溜飲を下げましたが、

 

こうなってしまうと、精神科受診を勧めたくても、誰の言うことも聞かない感じです。

(勧められそうな人の筆頭は、私だったので・・・)

 

 

女王だけは、今のところ パニ君のストーリー には組み込まれていませんが、

「このポジションが私だけになっちゃって重荷・・・

私も早く悪人サイドに転落したいよぅ・・・」

と半泣きです。

 

 

一方、パニ君は、変わった発言を繰り返しているので、

ちょっとこちらの身の安全が。。。

想像しすぎかもしれないけど、ちょっと自信ありません。

女王もオジョーも不安でたまらない様子で、

ほかのみんなとも見解が一致しているのは、

「もう1アクションあったら、私たちで(本人抜きで)精神科受診しよう」

ということになりました。

本当はそんな余裕のある時期じゃないんだけど・・・(T T)

 

 

本人の受診に関しては、

○ 受診を下手に勧めると、その人がパニ君に誤解されて悪人に仕立てられかねず危険

○ パニ君の現在の居場所が解らない

○ パニ君の家は医者一族なので、実家にさえいれば、何か察してもらえるかも

と、やや責任転嫁風のロジックかもしれないけれど、

今はまだ見送ることにしています。

 

 

パニ君自身、

「国家試験のストレスで自分が変になっているのかも」

と チラリと言っており、試験が終われば治るのかもしれません。

とはいえ、試験が近づくほど、ストレスも増すので、楽観視できませんが。

(注:本当は今の時期、普通は国試のストレスなど感じていないけど、個人差が大きいので仕方ないでしょう)

 

 

昔、

「世界的名医と言われる精神科医は、

患者の妄想の中に入って治療する」

と書きましたが、

名医先生!私、ヤリました!

空想の中に入り込むのに成功しましたよっっ!!

(空想内での配役: 不本意ながら大悪人・・・)

  

 

で、でも、これからどうすれば・・・・・??

 

 

あの時、 「ほぇー、そんなことを?!さすが名医やねぇ」

なんて感心してないで、

その先どうすれば良いのか聞いておけば良かったよー (T T)

 

 

その上、妄想からの出口もわからず、

結局 名医 どころか、まさに 迷医 になりつつあります。

 

 

今回の件で、ひとつ分かったことがあります。

精神科の患者さんを見ると、

「どうしてこんなになるまで放っておいたんだろう」

と不思議になることがありましたが、

身近な人が錯乱しても、周りの人って、その人を信じたいために、

冷静な判断ができなくなってしまうんですね。

精神疾患だなんて疑うこと自体、

自分がその人と真正面に向き合うのを放棄しているようで悪くて、

あんなにキラキラしていたその人が、そんな風になっている現実を認めたくなくて、

どうしても、その人を信じてしまうんです。

ただの友人でさえこうなんだから、

家族だったら、

もっとその人を信じたいだろうし、

家族としての責任もすごく感じてしまうだろうし、

ものすごい状態になるまで、その人の心の状態を信じてしまうんですね。

多分、幻覚さえも、「自分には聞こえないだけかも」って思ってしまったり。

医師は、自分の身内は手術しない・受け持たない

と聞いたことがありますが、それも納得。

特に精神科は、内科と違って検査数値の指標がすごく少ないから、

身内だと冷静に分析できないことも多いかもしれませんね。

 

 

私も、度重なる事件の連続で、ここにきてやっと、

受診すべき段階かもしれないと考えられるようになりましたが、

今までずっと無意識の中で見過ごしてきたような気がします。

 

以上簡単ながらご報告まで。

 

人の気持ち

ここ数日、私は本当に、落ち着くことが出来ません。

 

 

試験準備の方は、まだ皆 準備運動段階で、あまり進めておらず、

(卒業試験が国家試験の問題水準より上なので、事前にさらりと復習すれば良い程度)

割とのんびりしている方なのですが、

 

 

私の友人の1人が、

今までのストレスが溜まったのか、この数日で錯乱状態になってしまい、

いろんな人を巻き込んでの大騒動が起こってしまっているからです。

 

 

あまりにactive過ぎて、詳しいことは全く書けないのですが、

毎日が異常事態の連続になってしまっていて、

狭い世界のことなので、話が大きくならないよう気を配ったり

(いや、もう十分大きくなっちゃってるのですが)

対応を相談したり、

精神科の教科書を引いて 何か良い対応方法がないかと探したり、

巻き込まれて傷ついた人たちのフォローをしたり、

 

 

そうでなくても、この件に関して私はいろんな人から相談されていて、

メールや電話や 直接会っての会話が途切れておらず、

休む暇がありません。早く解放されたいのに。

 

 

っていうか、あまりに疲れてしまって、

今、携帯電話が鳴るたびに、今度は何の話?!って、ビクリとしてます(泣)

ホント、今、携帯電話恐怖症です(T_T)

メール受信の画面を見るたびに、ちょっとした恐怖に襲われてます。

 

 

本当だったら、精神科のドクターに相談出来れば良いのですが、

精神科の先生で全面的に信頼できるのは教授ただ1人という状態。

それに、どうやって本人を診察させれば良いのか全くわからず。

 

 

すでに診断がついた患者さんと接するのがどれほど楽なことか、よく解りました。

病気なのかそうでないのか、それを考えるのって本当に難しい。

 

 

精神科疾患で一番怖いのは、やはり何といっても自殺・他殺ですが、

一応この類には自殺はあまり見られないようで、安心です。

それに今は、同居の方がおられるので、当面は大丈夫です。

とはいえ、あくまで素人判断なので、予断を許しませんが・・・。

 

 

そこまでして精神科受診をためらうのは何故かというと、

今の時期、精神科で診断が下ると、

それは医師免許取得の欠格事由になってしまい、

得点が足りていても、医師免許を取得することが出来ないのです。

 

だから、受診させるということは、

その人の人生に大きな影響があり、私達も責任の一端を担うことになるので、

今回のように、健康な状態と病気の状態のグレーゾーンにある場合、

どのタイミングで受診に踏み切るべきなのか、すごく迷います。

 

先に親御さんに連絡を取るべきなのか(連絡先知らないけど)も解らないし。

 

 

今有力なのは、第三者が数人で精神科の教授に相談するというものです。

多分私もそのメンバーに引きずり込まれるんだろうなぁ・・・とブルーです。

 

 

今は、何かに肩入れしすぎて自分がこの事態に拘泥したら危険なので、

できるだけ冷静に バランスをとっているところです。

つらいけど、つらい時ほど自分も成長するし、

我ながら自分の仕振りに成長の痕跡が垣間見れて、

なんとなく逞しさを感じる今日この頃です。

 

 

年末の帰省までには、ある程度目処をつけて、すがすがしく帰りたいものです。

 

 

※実は、こういう事態に遭遇するのは2度目で、1度目は、医学部に入る前でした。詳しいお話はまたいつか。

そろそろ冬ごもり

ジングルベルが遠くで鳴り始めましたが、

この時期にしてやっと、スイッチ・オンとなり、勉強に比重をかけるようになりました。

 

予備校の授業(ビデオになって学校に届くので、それを学年全員で見る)が、

21日~29日と、1月5日~10日頃まであるので、

昨日から学校にも行き始めました。

 

 

授業の合間に、トイレにでも行こうかと、医局棟の廊下を歩いていたら、

遠くから私を見つけて ピカーン と目を光らせたオジサマ発見!

虎に睨まれた狸ってこんな気分なのかな。

や や やばい 教授様だ~

と思いつつも、踵を返す訳にも行かず、オロオロしていたら、

 

教授様 御自ら、私の方に突進してきて、

 

「華君!久しぶりじゃないか!どこに行くんだ!!!」

 

と探るので、就職先のことかとは思ったけれど、

 

「え、えっと・・・・・ト、トイレです」

 

と あえてボケてみたけれど 許されず、

 

「トイレは別にいいんだよ!就職先!病院はどこ?!」

 

と詰め寄られたので

これまで大学側に、就職先を伏せてきた私としても、こう相対しては逃げるすべなく、

 

「す す す すみません、○○病院に・・・」

 

と白状してしまいました。

あぁ、ちゃんと正規の手続きで 公平な条件の下で就職先を選んだのに、

大学に残らないってだけで肩身の狭い思いをする昨今です。

 

 

常日ごろ、他病院の悪口を散々に振りまく教授様ですが、

メガネをピカリと光らせて、

「ふうーーーーーーん。で、何科に行きたいの?」

と尋ねてしばらく考えた後、

「○○病院は研修医に対してすごく教育熱心だから、いいと思うよ、

臨床実績もいいし、パフォーマンスは高いし、

華君の進む診療科も考えれば、進路としては良いと思うよ」

と珍しく持ち上げてくれたあと、

 

「 まあ、やることは派手だけどね」

 

と、また目を ピカーン と光らせて去って行かれました。

 

教授、あなたのその目のピカリ具合、怖いです。。。 (頭も。。。)

こんな怖い思いをしないように、もう医局棟をフラツクのはやめよう。

でも、心配してくれててありがとう、教授。

 

 

医局の宴会にもなれば、自らすすんで

毎回奇抜な女装をして踊りまくってご満悦になっている

この教授様にでさえ 派手 といわれる○○病院って、どんなとこだろう・・・(恐)

 

 

さて、学年みんなの就職先はというと。

うちの学年は、今年すごいんです。

日本最難関といわれる S病院(定員25人)とか、

M病院(定員8人)とかに集団就職してます。

学閥を作れば、たぶん、最大派閥なのでは・・・?

 

だから、後輩達が私達を見る視線の熱いこと・熱いこと。

学力的な優秀さでは 後輩達の方が圧倒的に上なので、

日ごろ肩身の狭い我々としては、ちょっと汚名挽回だったりもします。

(けして自分が偉いわけではない。のがミソ)

 

難関病院に行く人を見ると、

学力的にはきわめて平々凡々です。

だけど、就職先の病院のスタッフの雰囲気に似た人が多いです。

やっぱり、就職というのは、人と人とのつながりだから、

その病院の雰囲気にマッチした人が求められるんだなぁと実感。

 

だから、後輩には、

「病院見学はしっかりするよう」

アドバイスしています。

そろそろ5年生の就職活動が本格化してくる頃です。がんばれー

 

 

解剖の思ひ出 ②

初日の解剖実習そのものは つつがなく終わり、

初日だったので3~4時間くらいしか やらなかったように思いますが、

なんせ初めてのことばかりで、緊張するばかりで、

精神的に本当に疲弊してしまい、

終わってから何もする気が起きず、

仲良し3人で

「ご飯、食べにいく・・・?」

ということになりました。

 

 

近所に美味しい洋食屋さんがあるので、そこに向かう3人。

今考えると、すっごい迷惑。

席数15席くらいの小さな店に、

髪から下着から、染み込んだ強烈な異臭を放つ3人娘。

あの日は緊張してたので、自分がそんなに臭いなんて気付かなかったんですけど、

店のマスター、今思うと、いつもより無口だった気がします。

 

 

解剖をやった日は、肉が食べられなくなるとか、マグロを受け付けないとか、

そんな話をよく聞くし、

実際そうなってしまって、解剖期間中は菜食主義を通した友人もいましたが、

私は意外と食べ物への抵抗感はなくて、

肉も魚もモリモリ食べてました☆ だって疲れてたし。

 

 

ただ、あまりそういう部分へのデリカシーがなく、やや鷹揚なのが

私の長所というか短所というかなので、 (気を付けるようにしてるのですが・・)

ついうっかり、

「コーン入りの半熟オムレツって、脂肪を彷彿とさせるねぇ・・・」

と口走ってしまって、友人2人から オエッ とされたのは良い思い出です(^^;)

さて。

自らの異臭に気づきもせず、街中の人気店に繰り出してしまった私たちですが、

似たような過ちは 多くの学生が犯してしまったらしく、

 

 

学生食堂からクレームが来たり

(適宜自由に中断し、解剖用の服から平服に着替えて食堂に行くのですが、

髪や下着からニオイがプンプンとしてしまう)

上級生に嫌がられたりと散々だったので、

 

 

教授から、

「昼食は、他の学年が食べ終えてから行くように」

という厳命が下されてしまいました。

 

 

とりわけうちの学年は、ニオイに関するクレームが多かったようです。

これは、

「放っておくと、2ヶ月後くらいにご遺体が腐乱しちゃうらしい」

という根も葉もない噂に惑わされた私達が、

必要以上に腐敗防止薬をジャンジャカ使いすぎてしまったためです。

おかげで、ご遺体は綺麗なままで最後まで解剖が終えられましたが、

学校の皆様にはご迷惑おかけしました。

 

 

今年の2年生は、例年よりもニオイが少ないので、

ちゃんと終えられるのか少し心配です(^^;)

解剖の思ひ出 ①

今日、食堂の前を通ったら、

解剖のニオイがただよっていました。

2年生が、もう解剖を始める時期なのですね。

これから年度末まで、2年生は解剖漬けの日々が始まります。

 

 

解剖のニオイというのは、悪臭とも良臭とも分別がつかない、

とにかく人生で初めて嗅いだようなニオイで、

そしてこれからの人生でも多分嗅がないだろうと思えるニオイで、

(ご遺体を美しく保存するための薬液のニオイです)

これが結構な吸着力があり、

1日解剖をやっていると、体の奥底まで染みついてしまいます。

これを取るためには、

服を全部着替え、手を洗い、髪を洗い、

お風呂に入って、下着も靴も含めて全交換

するしかないくらいです。

 

 

だけど、下手すれば朝9時から夜8時まで、

冷え冷えする解剖教室で立ちっぱなしで解剖をして

(実習室が寒いのは、ご遺体が腐敗しないようにです)

その後 夜12時頃まで顕微鏡でスケッチをして、

疲れ果てて家に帰り、

明日の解剖範囲の予習と、今日剖出したところの暗記をして・・・

朝方3時に寝て、朝7時過ぎには起きる、

と忙しくしていると、なかなかゆっくりとお風呂に入る時間が確保できず、

結局 部屋に解剖のニオイが染みついてしまい、困った記憶があります。

 

 

どの学生さんもそうだと思うのですが、

解剖には色々な思い出があって、

私の解剖の一番最初のイベントは、

初めて出会ったご遺体を、解剖台の上に乗せる時でした。

 

 

ご遺体の頭・胴体・足を班員が分担して持たなくてはならなくて、

私は たまたま頭部を持つことに。

私、亡骸を抱えるのって初めてだったので、かなりビビリバビリでした。

で、触れるか触れないかのギリギリの位置で、そっと頭の側に手をやり、

「いっせーのーせ!」

でご遺体を持ち上げたとき、

亡くなって、薬液で軽く処理された独特な皮膚の感触と、

頭部の重さに驚いて、

頭部を落としそうになってしまったんです・・・

とっさの非常事態に、どうすれば良いのかわからなくなって、

膝とか胴とか、なんでもいいから全身で支えなくちゃと思いながらも、

全身をクッションにしてご遺体を受け止める困惑が微妙に混じってしまい、

どうすれば良いのか分からなくなってしまいました。

 

 

この件は、他の班の男子学生が、瞬時に見つけて駆け寄ってきて、

私の補佐をしてくれ、ことなきを得ましたが、

 

しばらくの間、

私は頭部担当からはずされたことは言うまでもありません。

 

今でも、患者さんをストレッチャーからベッドに移す時とかは、

ちゃっかりと患者さんの足元に回って、足の移乗担当を独占しています(>_<)

(足は、頭に比べ持ちやすいし、

  万が一落としてしまっても大きな事故にはならないから、

  女性スタッフには密かに人気の部位です)

 

みんなで路頭に迷う危機

内定先の病院から、仮契約書が届きました。

なぜ『仮』かというと、まだ医師免許がもらえるかどうかわからないから。

 

さて、その仮契約書、

こういうところに病院の性格が出るというか何というか、

私の病院は、友人たちの病院に比べて格段に

ご丁寧。。。。??

 

 

なんと連帯保証人をつけなくてはならず、

あ、多分、契約書の文面からすると、医療訴訟に備えてみたいなんですけど、

連帯保証人よ、連帯。ただの保証人じゃなくて。

 

 

しかもその保証人、

両親などの家族は不可

他の世帯の 『世帯主で』 って指定なんです。

しかも2人ね。

 

 

仕方ないから、他の世帯の世帯主2人に、保証をお願いにあがりました。

2人とも、ほとんど目暗判子で押印してくれて、

ありがたいことこの上ありません。

 

 

だけどね。

この責任感、いくら学生でもズッシリと感じずにはいられません。

私がミスしたら、

私の大事な人達もみんな、路頭に迷うことになると思うと、

そんなことになったら、お詫びしてもしきれませんよね。

 

 

参勤交代の頃、江戸に妻子を預けていた大名たちの気持ちが今、わかります。

 

 

うちの大学の近くに、医療訴訟が起きて、

医師の過失が認められなかったのに 損害賠償が命じられたことがあり、

その先生は、診療所もろとも、家屋敷売り払ってしまわれ、

今なお損害賠償の支払いに追われています。

そんな事例が近くにあるので、身の毛もよだつ気分です。

※医師保険(?)は、医師に過失がない場合は、支払われないそうです。

 

 

でも、そんなミスをするような研修医を雇う、

病院側の責任もあるんじゃないかなーと思いました。

だって、

どうしてもイヤだと思えば、拒絶することも出来るでしょ?

 

ちょびっと病院に対して不満をもった出来事でした。

 

 

大学での最後の試験

追試3日目。

 

今日は、大学での最後の試験

今まで、何十回と受けてきた試験も、これが最後。

 

 

追試の合格基準は、本試験より低く設定されていますが、

万が一これが通らなかったら、卒業も、国家試験受験も出来ないので、

一部学生にとっては、真剣勝負です。

 

 

ポリクリ班で一緒だった、のび太君 は本試験不合格でしたので、

追試験を超真剣に受験していましたが、

 

どうやら のび太君、

【必勝ハチマキ】 を頭に巻いて、追試に臨んだらしい。

(合格者は別室にて受験だったので、私は目撃できず。残念!)

 

しかも、

その【必勝ハチマキ】、代○木ゼミナールのものだったらしい。

 

さらに、

【必勝ハチマキ】、試験監督からも、誰からも 突っ込んでもらえなかったらしい。

 

 

・・・・・・・。

 

 

さらにさらに、

その後の自己採点で、どうやら卒業が厳しいかもと悲観した のび太君、

12室に上る自習室を 一部屋一部屋訪ねて、

「6年間、ありがとうございました・・・」

と、頭を下げてお礼にまわっていました。

 

 

・・・ひょっとして のび太君、コレ、なんかの 罰ゲーム?・・・

 

 

あまりにベタな展開に、

我が目を疑ってしまいます。

のび太君・・・どこまで愛すべき友人なんだ・・・

 

追試1日目

本日追試です。

 

既合格者は なんともノンビリしたもので、

とりあえず連絡掲示板のところに なんとはなしに集合し、

「ナニナニ?どこで試験やるの?」 と優雅な会話をしています。

(そんくらい事前に承知しとけよって感じ) 

 

 

既合格者は別室受験となっており、

試験監督もいなければ、お手洗いに行くのも自由、退室・入室自由

「質問があったら、内線○○○番まで」

と先生の書置きが黒板に書いてあるだけで、

ありえなく 放置主義 な試験体制になっていました。

 

こんな時は、医者タマゴ達なんて、モラルのカケラもないだろうから、

騒々しくなったり、カンニングしたり、とやりたい放題だろうと思うでしょうが、

意外や意外、

みんな話し声一つせず、かなり真摯に問題に取り組んでいます。

 

 

うむ。腐ってはいても、さすが受験の鬼たる医学部生、

さすが試験と名のつくものには 恭順ですな。

 

 

ちなみに、事前に企んでいた

「みんなで 0点とろう計画」 は、

事前に敵に察知されたらしく、

 

「追試で何点取ろうが、君たちの合格には変わりありませんが、

本試験と比べて著しく点数の低い者には、

指導教官と面談していただきます

と恐ろしい お達しが出て、

 

 

かつ、

その指導教官とやらが、私が大変苦手とする教授であったために、

一応は正解と思われる選択肢を選ぶことにしました。

 

 

でも・・・

1ヶ月、本当に何も勉強していないので、

多分ナチュラルに 0点取れるんじゃないかと思います。

ちょっとでもブランク取ると頭が追いつかないことを実感。

潰しの利かない商売ですなー。(- -〆)

 

 

さっさと午前中の試験を終わらせて途中退室し、

見晴らしの良い店に行ってランチを済ませて

午後の試験に復活するあたり、

なかなかに優雅な試験生活です。

 

 

こんな試験なら いつでも大歓迎~!

 

さらば!輝ける秋

ひたすら遊び倒した この1ヶ月。

旅行も何回かしたし、

DVDも数十本見たし、

ランチやディナーにも行きまくったし、

趣味も存分に楽しんだし、

なにより、よく寝たし、

掃除も料理も気が済むまでしたし、家事を沢山しました。

今まで家事そっちのけで勉強だったので、超熱心に取り組めて、さっぱり爽快。

 

 

世間ずれも甚だしく、

 

 

曜日を1日ずっと勘違いしていて、

燃えるゴミの日に ビン・カン・ペットボトルを出し、

燃えないゴミの日に 衣類ゴミを出していたり、

(地球の環境を守っているみんな!本当にごめん!)

 

 

中継されていた世界バレーを  生放送だと思い込み、

一生懸命 念力を 代々木体育館に送っていたり

(私の念力は一体どこへ・・・?)

 

 

本当に廃人寸前です。しかし本来、

 

もう後悔することはないわ・・・明日から勉強しよう・・・

 

と、思うべきところ、

 

もっともっと遊びたい!!もっと廃人になりたい!

という欲求が出てきてしまって困ります(>_<)

 

 

こんな生活を一度味わってしまったので、

にわかに、 「6年生のままでいたい症候群」 が友人達の間で蔓延中。

家事と勉強はきっちりやってるけど、時間の自由度が比較的高いことが魅力。

 

一方で、

今の生活にイマイチ充足感がない

という感想も、チラホラ・・・

 

 

やはり困難を乗り越えてこその充足感もあるのでしょう。

みんな 怠惰な生活に喜びを覚えたり、物足りなさも覚えたり。

 

 

笑えるのは、この時期、やることは みな同じなのですね。

1.部屋の掃除と大胆な荷物捨て

  新生活に備えたもの。新しい生活になるとまた荷物が増えるので、今大幅に削減中。捨てるものは、服とかいらない小物や家具の他、授業プリントや卒業試験用対策本も威勢良く捨ててます。ゴミ出し日までの待機中のゴミは玄関に溜めているので、玄関のみ「プチ・ゴミ屋敷」と変貌しました。

 

2.ジム通い

  これも新生活に備えたもの。これから3ヶ月間続く、国家試験対策の受験勉強と、4月から始まる激務生活に備えて、みんなプールやマシーンにハマっています。私は、ウォーキングマシーンと、筋トレマシーンで鍛えていましたが、途中から、腰が痛くなってしまい挫折しました・・・(泣)

 

3.病院めぐり

  またまたこれも新生活に備えたもの。案外みんな、新生活を真剣に考えていて、良い学生です。働き出すと病院になかなか行けないので(←病院に勤めてるのに・・・)、今のうちに早期発見に努めようというものです。私は歯医者に行きました。健康保険証使ったのはウン年ぶりだったので、やや緊張しました。ほとんど全てOKでしたが、1本だけ、親知らずが結構な虫歯になっているようで、抜歯を進められています・・・悩み中・・・(歯を抜くのはとっても恐怖感アリ)

 

4.旅行や映画や食事などの娯楽

  これはいうことなし。本当に楽しかったし、マジでクセになりそうです。消費するだけの生活にはまってはいかんよね・・・

 

 

さて、明日は追試です。

はっきりいって、1ヶ月間、鉛筆も握らなければ、本も読まなかったので、

問題文が上手く読めるか &  字がちゃんと書けるか 不安です。

しかも、実施会場もよく分からん。

まったくにボケボケな試験前日であります。

 

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